想い

俺は知っている    私は知っている

狐の呪いに

兄たちが死に行く様を   兄がおびえている事を
    その悲しみと恐怖の大きさを   それを押し殺し隠そうとしている事を

だから

ゆらには知ってほしくない   私は気付かぬ振りをする

運命に、抗えぬなら

俺が冷たく振る舞えば   兄が冷たく振る舞うのも
きっと悲しみが減るだろう   きっとそれを紛らわせる為

 

だから

俺は嘘を吐き続ける   私は兄を信じ続ける

俺が死のうとも    それが本当なら
俺がいなくなって良かったと思うように   呪縛に打ち勝った時だと信じてるから

俺は嘘を吐き続ける   私は兄を信じ続ける

そう遠く無い、未来を想って・・・ 

 


この想いは 知られたくない願い
でも 理解してほしいと願うのは 我儘だろうか?

 

 






突発的に思いついた竜ゆらの詩のようなもの。
別に竜二とゆらがこういう関係だと思っているわけでもないのに、どうしてかこんなネタが舞い降りてきました。

あ、私の脳内設定では、竜二がゆらを弄るのは単なる趣味で、ただのSです。変態さんです。
そしてゆらが竜二をなぜか信じているのも、幼少からそうなるように竜二に仕込まれたからだと思っています。
でも、こういうシリアスな関係も燃えますね~。

しかし、改めて見ると竜二とゆらの考えに温度差がありますね。
竜二は、ゆらの事を想って冷たい行動を取っている。
ゆらは、竜二は恐怖から逃げるために冷たい行動を取っている。
と思っている事になりますからね。
所詮私の考えるシリアスなんて、この程度なのかも。

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