翌日・・・
登校中、何時ものように横ではなく、倉田の後ろに隠れるようにしながら付いて来るつららの姿があった。
その様子に、青田坊は一体何があったのかと驚き戸惑い、リクオもリクオで気まずい思いでいっぱいで、つららに声を掛けることが出来なかった。
学校に到着してもそれは続き、既に有名なカップルとなっていた二人の様子の変化に、周囲が好奇の目を投げかける。
その視線に耐えながら、リクオはなんとか教室へ辿り着くと、どうにか何時ものように『良い奴』として学校生活を満喫することが出来た。
なんというか、若が変態過ぎてスミマセン。 基本ネタは妖秘録の『つららは自ら吐く息で温度を保っている』という設定からです。 まぁ、他所様のサイトのように、もっと早くさっさと頂いちゃいなさい、とは思うのですが。
放課後となり、清十字団の部室へと集まったリクオだったが、つららが先ほどから、リクオを避けるようにサササと巻やゆらの背後へと回り込んでいる。
その顔は明らかにリクオを意識して・・・というよりは警戒してのものであり、ゆら達はそんな二人を不思議そうな目で見ていた。
「ねぇ、何かあったの?」
堪りかねて、鳥居が氷麗に問いかける。
氷麗はじっとリクオの方を警戒しつつ、至極真面目な顔をしながら答えた。
「リクオ君から自分を守っているんです。」
「へ?」
まだこの場にはいない清継以外の全員が、『守るって、何を?』と首を傾げる。
「この姿の時、いつ襲われるか分かりませんからね。」
そして続く氷麗の言葉に、その場に居合わせた全員が絶句し固まった。
しばらくの沈黙の後、いち早く立ち直ったリクオが、慌てて叫び声を上げる。
「つらら!こんなところで!」
「大人になるまで待ってって言ったでしょう!徐々に慣れればいいなんて無理です!」
二人の叫びに、一同はポカーンと開いた口が塞がらなかった。
どう考えてもそれはアレの事としか思えない。それも既に実行済みの。
まぁ、実際はまだ未遂とはいえ、大きく間違った誤解というわけでもないのだが・・・
「柿ピーか!?柿ピーしたんかこいつら!?」
「え?奴良と及川って、やっぱりもう大人?」
「この姿の時って・・・もしかして奴良って制服フェチ?マジで?」
「り、リクオ君にそんな趣味があったなんて・・・」
「お、及川さん~~~~!?そ、そんな!?」
それからしばらくの間、リクオを警戒し続けるつららの姿と、リクオはドスケベとの噂が学校を賑わしたとか。
掲載していいものかどうか、激しく悩んでしまいました(笑)。
もう昼は妄想逞しすぎだし、夜はガッつき過ぎな上にセクハラおやじになっているし、なんでこんな若になったのやら・・・。
それでキスが出来ないんだね~、でも伝説では人間に化けてる間は普通に暮らしてたし、色々やってるはずだよね~。と思ったのが始まりでした。
具体的に文章になったのは、熱にうなされている間でしたが(笑)。
このサイトは一応健全のつもりなので、未遂までなのです(笑)。
ゴメンなさいね、若。